内省のすすめ:Hyper Island編

 

みなさんは毎日どれくらい自分のことをケアしていますか?

睡眠・食事・運動を見直したり、あるいは最近は瞑想をされている方も増えてきていると思います。

さまざまな手法がありますが、今日は私がスウェーデンで学んだ【内省】をご紹介します!

 

内省とは何か?

 

内省とは起こった事実を振り返り、自分の感情(感じていたこと)や思考(考えていたこと)、欲求(こうあってほしかったこと)を理解し消化すること

だと私は考えています。

私がはじめて内省を体験したのは、スウェーデンのHyper Islandに留学したときです。

私の通っていたBusiness Developerプログラムでは朝、夕に全員で内省するのが日課でした。

 Hyper Islandとは1996年スウェーデン発祥のデジタルクリエイティブビジネススクール。デジタル化した世の中で、個人や組織が成長しつづけるための教育機会を提供。ブラジル、イギリス、アメリカ、シンガポールにもキャンパスを展開中。

 

なぜ内省をするのか?

 

内省は心のケアです。

一日を通じて起こる大小さまざまな出来ごとで心は思っている以上に消耗しています。

身体が疲れてきたら、休んだりあるいはストレッチ、マッサージしたりするのと同じように心にもケアが必要です。

内省を通じて日々の出来事から起こる心のしこりや疲れをケアしていくことで自分らしくスッキリと過ごしていかれます。

 

◇どうやって内省するのか?

 

まずノートとペンを用意してください。

深呼吸を2〜3回して、気持ちが落ち着いて準備ができたと感じたら、下記の問いについてノートに答えを記入してください。

内省のための問い

 ①何が起こりましたか?どんな出来ごとでしたか?

  ⇨今日、自分にとってインパクトのあった出来事を思い出してください。

 ②どんな出来事でしたか?

  ⇨起こった出来事を教えてください。

 ③どう感じましたか?どんな感情が湧いてきましたか?

  ⇨どういう気持ちになりましたか?

  ⇨起こった出来事に対してどう反応しましたか?あるいは対応しましたか?

 ④実際はどうあって欲しかったですか?もし同じことが起きたらどうしますか?

  ⇨何を期待していましたか?

  ⇨もし同じ出来事がおきたら、違った対応ができそうですか?

プログラムでは、まず上記のプロセスを約15分くらいで自分自身で実施します。

その後メンバーと共有する時間がありました。自分の体験を共有するかしないか、どの部分を共有するかは個々人の判断に委ねられていました。

 

自分の感情を把握することが最初は難しかった!

 

はじめのころ、「あなたはどう感じましたか?」という問いに対して自分の感情を特定することがよくわからなかったです。

「難しいと感じている」「やるべきだと感じている」

というように起こった出来事を自分がどう解釈しているかばかり答えてしまい、実際にどう感じているか?自分の感情に気がつくことが難しかったです。

感情とは、嬉しい、悲しい、もしくは困惑したといった解釈の奥にあるものです。

最初は解釈しかでてこなかったですがそれでも意識が自分のほうに向き始めたことで十分にいろいろな気づきが生まれていたように感じました。

 

内省にはさまざまな手法が存在しています。

 

私が、Hyper Islandで学んだ方法もひとつにすぎません。

日記や友達との近況報告なども、内省と同じ効果があると思います。

今回ご紹介したもの以外にも

 ・問いフレームを変えたものや

 ・チーム、組織で実施するもの

などさまざまあります。また紹介していかれればと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

この記事が、あなたの生活を少しでもよくするヒントになれば嬉しいです。

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